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今日は土用の丑の日~ウナギの歴史はいつからか~

こんにちは、まめ助です。

 今日は土用の丑の日ですね。皆さん、何食べますか? 

やっぱりウナギですか?

 

土用の丑の日のウナギは江戸時代に盛んに食べられるようになったことは有名な話です。

 

では、それより前にウナギは食べられていなかったの?と思いませんか? 面白いものがあるのでご紹介しますね。

 

万葉集に詠まれたウナギ

 

万葉集にウナギのことを詠まれた歌があります。万葉集は日本現存の最古の和歌集です。

🐶 万葉集はまめ助の愛読書です。百人一首より万葉集が好きです。

 

 大伴家持が吉田連老という人物に贈った歌です。吉田連老の呼び名は石麿(いわまろ)です。

この方はひどく痩せていてどんなに食べても飲んでも少しも太らず飢えている様だったそうです。ということを踏まえて歌をご覧くださいませ。

 

石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ

大伴家持 『万葉集』 巻16-3853

 

 =訳するとこんな感じ=

石麻呂さんに申し上げます。夏痩せにウナギは良いと言いますよ。ウナギを捕ってお食べなさい。

 

痩す痩すも 生けらばあらむを 将(はた)やはた 鰻を漁ると 河に流れな

大伴家持 『万葉集』 巻16-3854

 

 =訳するとこんな感じ=

どんなに痩せていても生きていられるのにもっと元気になろうとしてウナギを取りに川に入って水に流されないようにしなさいよ

 

痩せいて太れない石麻呂さんをからかったものですね。戯れ歌です。でも「ウナギ捕って食べなさい」と言っておきながら「川に流されるな」なんてヒドイ。石麻呂さんはとっても痩せていたのでしょうね。

 

 この歌から、もうこの頃にはウナギは滋養強壮に良いということが知られていたことが分かります。

ちなみに、この歌がそれを知る初見だと言われます。

 

ウナギが土用の丑の日に食べられていたのかは不明ですがウナギで精を付けるという歴史は古かったのですね。

  

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土用の食い養生

先日のブログに書きましたが、夏の土用(2017年7月19日~8月6日)の期間は大暑と重なる1年で一番暑い季節です。この厳しい暑さを乗り切るために土用の期間中は精のつく食べ物を食べるという食い養生の風習があります。

 

丑の日には「う」の付く食物を食べます。

土用の期間中は精のつくものを食べるのですが土用の丑の日は土用にちなんだ精の付く食物プラス丑の日のにちなんでうの付く食物を食べます。 

精があり「う」の付く食物を食べて無病息災を祈願します。

 

ウナギはただ単にウナギ屋さんのために選ばれた訳けではなかったのですね。

🐶 ということはウナギ以外のものも良いということですね。

  こんなに暑い年はせっかくですから全て食べてみますか😃?

 

「う」のつく食べ物の例

ウナギ

タンパク質やビタミンなどを含み栄養豊富です。さらに体の余分な湿をとるとされ関節の痛みや神経痛に良いそうです。また、うなぎにかける山椒は殺虫や食欲増進効果があるので相乗効果で夏バテを防ぎます。

梅干し

クエン酸が疲れを取り食欲増進・疲労回復に効果があります。

 

夏が旬の瓜類は栄養価が高いだけでなく夏に適した食べ物です。

体の熱を取ったり利尿作用で電解質バランスを整えたりするなどの作用があります。

 

=瓜類の野菜=

胡瓜(きゅうり)、西瓜(すいか)、苦瓜(にがうり)、南瓜(かぼちゃ)、冬瓜(とうがん)

どれでもいいのだそうです。四季それぞれに合わせて食べます。

 

うどん

どの季節でも食べやすく食が進みます。

 

  

 「う」の付く食べ物に入らなかった牛肉

ちなみに、牛肉も「うしにく」で「う」の付く食べ物ですが入っていませんよね。牛肉は胃腸を補うとも言い精も付きます。入っていても良いと思うのですが何故でしょう。

 

それは、当時の状況を知れば簡単。

当時の日本は仏教の影響を強く受けていました。そのため牛肉は長い間食されせんでしたので入らないのです。もし、食べることが許されていたならば「土用の丑の日は焼肉❣」だったかもしれませんね。

 

何はともあれ、この暑い日続きに皆さん体がお疲れと思います。

体に無理のない程度に精のつくものを食べて元気を付けましょう! 

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まめ助は焼き肉にしようかと企んでいます😃

 

 では、またです。