思いのままに

暦に導かれ毎日を豊かに過ごしたい

師走

今日から1師走です。

12月に限っては「12月ですね」というより旧暦名称の「師走ですね」という方がしっくりするのは何故でしょう。

今年も残り一ヶ月。

仕事納めに忙しい毎日でもあり楽しいイベント🎄が多い時でもあります。

皆さん、くれぐれもご自愛ください。

やり残し心残しがないように頑張りたい月ですね。仕事も遊びも。

 

f:id:mamesukeing:20171130144338j:plain

師走の由来

「法師がお経をあげて回るのが忙しく走り回る月だから」という趣旨が一番良く聞かれますが「お稽古のお師匠様が仕事を納めるために駆け回るから」とも言われます。

どちらもあくまでも「しわす(しはす)」という音があり、そこから連想して庶民が発想して充てた漢字のようです。庶民が発想して漢字を充てる。日本の教育レベルの高さを物語っています。

 

では、「しわす」の音の由来はなんでしょう。

その年を納める意味の「四季果つ」や「為果つ」から変化したと言われます。諸説ありますが、これらが有力のようです。なんだかそのままで面白くないですね。

 

ところで、師が走る師走ですが忙しすぎて周り切れなかったと言われた年があったことをご存知ですか? この年の話を聞くと思わず笑ってしまいたくなる事象が多くて長くなりますので触りだけをお話します。

 

明治の改暦の混乱

ご存知のように江戸時代までは”太陰太陽暦”が用いられていましたが明治維新の後、西洋文化に近づくために政府は太陽暦(グロリオ歴)への改暦を模索していました。

 

そして、それは突然やってきました。

 

明治5年(1872年)11月9日❝本年12月3日を以て明治6年(1873)年1月1日とする❞。

という改暦の詔書が出されました。

ということで明治5年12月は2日しかありません。忙しい大事な師走が2日しかない💦

 

11月9日 改暦の詔書

↓ (この間はいつも通り)

12月1日(まだいつも通り)

12月2日(ここで明治5年が終了)

明治6年正月(本来は明治5年12月3日だった)

その後、太陽暦を用いて今に至る。

 

改暦の詔書から一ヶ月近くはあったものの、この時同時に1日を24時間とする定時制に切り替えることも決定していたため混乱は倍増です。

 

この詔書は根回しもなく突然出されました。ここに明治政府の混乱が見えますが、ただ西洋文化に早く近づきたいという想いとは別に急ぐべき理由がそこにあったようです。それは明治政府の財政上の問題と言われています。

簡単に言えばお金がなかったことが原因のようです。旧暦は年に13ヶ月だったので年間13回お給料を支払わないといけなかったものが新暦にすれば12回で済むというのがその理由です。単純だけど、お給料もらう側は困ります👹

いきなり師走がないと言われた庶民は他にも困ることはたくさんありとっても混乱します。当時の商売は付け払いが多く年末にまとめて支払う(徴収する)ことが多かったので。たった2日では徴収がまにあわない💦ということになります。

お師匠さんも法師様も走っている場合ではなかったでしょう。推測ですが。

 

一番困ったのは地方の農民

 一番混乱が深刻だったのは地方の農業関係者と言います。師走の頃には収穫は終わって落ち着いていたとは言え旧暦は農業と密切に関係していますから西洋化した新暦の暦では種まきも収穫も時期が分かりません。寒い時期の準備が大切なものもあります。途方に暮れます。当時は情報も入りづらく入るまでに時間がかかるため何が何だかわからないことが余計な混乱を生んだことでしょう。

旧暦の言葉しきたり行事は農業の指標ですから新暦に替わってから久しい今でも暦から外せないのですね。

 

私たちの身にこんなことが起こったらと思うとぞっとします。

なので、平和に過ごせる毎日をありがたく大切に楽しんで今年最後の月を過ごしたいと思います。

 

と言っても、遊びすぎてやり残しの多いこともあるので部分的に気をひきしめて💪

 

では皆さま、良い年末に向けて頑張りましょう!!

 

では、またです。